プラントエンジニア、目指します!

知識も熱意もないけれどプラントエンジニアリング会社へ就職してしまったから頑張ってみるブログです。たまに息抜きの日記なども。本題と逆転しないよう注意せねば。

【出版禁止】 考察 その3

『出版禁止』は、長江俊和著の小説です。

数回にわたり、この小説の考察やら解説やらを書いていきます。

 

内容を知らない人のために、楽天ブックスの紹介文はこちら

(考察を読みたい!という方はすみません、毎回のことですがスクロールして下さい)

社会の暗部を暴き続ける、カリスマ・ドキュメンタリー作家の「心中事件」。相手は、有名女優の妻ではなく、不倫中の女だった。そして、女だけが生き残る。本当は、誰かに殺されたのではないか?「心中」の一部始終を記録したビデオが存在する。不穏な噂があったが、女は一切の取材に応じなかった。7年が経った。ひとりのルポライタが彼女のインタビューに成功し、記事を書き上げる。月刊誌での掲載予告。タイトルは「カミュの刺客」。しかし、そのルポは封印されたー。いったい、なぜ?伝説のカルト番組「放送禁止」創造者が書いた小説。

 

紹介はここまで!

 

!!!ここから先はネタバレしかありません!!!

(反転していません、スマホで読みずらいのでね、ご注意を)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の趣旨

今回は『あなたちょっと、想像力が豊かすぎるんじゃないですかね』というスタンスです。

 

つまり、想像力を働かせて書いてみたいと思います。

別の視点から考えることで、新しい事実を模索するのもありかと。

断言できる考察が思い付かないとかではない。

 

今回取り上げたいのは、、、

①若橋呉成の性質

②新藤七緒の性質

③永津佐和子と新藤七緒の関係

 

◆考察

①若橋呉成の性質

若橋関連で根本の疑問は、何故カミユのシンパは若橋を選んだか。

(そういうものだと終わらせていい話、な気がしますが、初めのスタンスを大切に)

 

カミユの刺客の役目は『熊切の死の真実を知ること』と『死に追いやった者の抹殺』と推測。

そんな大役、煙もないのに若橋に任せると思えません。

 

若橋の経歴で気に箇所を引用。

2010年2月23日 七緒(頭)と海浜公園にて

ジャーナリストを目指して、雑誌記者になった時のこと。新人時代の数々の失敗談。編集者を辞めてフリーになり、初めて自分の書いた本が出版された日の喜び。病気を患い、休業していたころ。二年前、今回の仕事を依頼された時のこと。このルポタージュにかける意気込みー。

 

後の長江さん調査から、若橋に犯罪歴はないと分かっています。

カミユのシンパが嗅ぎ付けるとしたら、やはり『本』でしょうか。大病というのも気になります。何か精神的なものだったのではと推測。

 

新藤七緒を殺した後の若橋の行動は奇妙です。

七緒の声が聞こえていた、ルポの内容は正しい、と若橋は訴えています。

では、その奇怪な行動は全て真実なのか。

その2のブログで取り上げた草稿の細工を見たところ、若橋は新藤七緒を殺したと自覚しております。

なのに心中するためのワインは飲んでくれない、と嘆く。

 

正気でありながら奇怪ですし、それは最近始まったものでなく、若橋の性質なのだと。カミユのシンパはそれを見込んだ、と想像します。

 

②新藤七緒の性質

 若橋と違いヒントが少ない上殺されてしまったため、七緒の理解はとても難しい。

 その1のブログで疑問点を一式挙げました。

 関連ありそうなのを抜粋すると、、、

2、七緒はレモンティーばかり飲む?

9、七緒の古い家(地盤沈下による畳の傾き)、古い車は何か意味がある?

10、七緒の手料理の「味の濃い地鶏」「食べない七緒」「冷蔵庫だけ新しい」は違和感あるが、何か意味がある?

14、七緒が手紙を書いた理由

 

実はとても単純な答えかもしれない

2、

 七緒は珈琲が飲めない。七緒宅に珈琲があったが、

 「若橋のために準備していた」と読ませたかった。

 

9、10、

 七緒の生活がかつかつであること

 冷蔵庫が新しいこと、を際立たせたかった。

 七緒は料理が得意であった(嫁ぎたいという意思)

 

14、

 後の③番目の考察とかぶるため割愛。

 

新藤七緒は若橋よりずっと普通の人間であった。

③番目の考察の事情が無ければもっと真っ当な人生を歩めたし、それを本人は望んでいた、と推測。

 

永津佐和子と新藤七緒の関係

結論から言うと永津佐和子と新藤七緒は腹違いの姉妹なのでは、と推測。

 

そう匂わせる箇所多いため、以下ざっくり、、、

・新藤七緒の父の影が薄い。亡くなったとき、七緒の母

 は泣きもしなかった。⇒浮気?

・新藤七緒は女優ではなく、永津佐和子に憧れていた。

 なりたかった。と文中にあり

 ⇒七緒は自分と比較し180度異なる人生の姉に嫉妬

・熊切は七緒の入社筋を森角にすら話していなかった。

 「言えない」と濁していた。

 ⇒永津佐和子と七緒の関係を知っていて言えなかった

・七緒の収入源が不明

 ⇒妹であれば永津佐和子が支援していた可能性はある

 (永津が七緒を刺客とした可能性低い。その1ブログ参照

・七緒の体調不良

 ⇒七緒は永津に嫉妬していた、夫を奪った。

  しかし生活援助があった場合、大変なストレスと予想

・七緒の手紙での永津佐和子の扱い

 恩義を感じている人(おそらく永津)に追及の手が及ぶ事を危惧して若橋の取材を許可。

 ただし、恩義を感じている人自身の心配でなく、自分の罪が暴かれることを心配していたと断言。

 しかし、手紙ではあっさり罪を認めている。

 また確実に近い未来この世にいないと予想していた。

 ⇒永津に恩義はあるが、心酔していたわけでない

 

以上より、永津佐和子と新藤七緒は腹違いの兄弟と予想。

結果から言うと、永津佐和子は一番の被害者に思う。

 

今回の想像、もしくは妄想は以上。

あと、確信に関係しそうな謎は以下。

・熊切のメッセージ(死槌、日出国の遺言、INUの意味。セカイの片仮名表記)

・七緒のメッセージ(死に際の途切れ途切れの言葉)

・若橋の「七緒は常に話していた」発言

 

今後のブログで取り上げるほど、謎解きが進められるだろうか、、、

限界が見えてきました。